自動制御

周波数応答とは

この記事では、自動制御における周波数についての概念を解説します。 できるだけ数学的な部分を明快に解説しているので、 これから初めて周波数応答を学ぶ方 周波数応答の理解に自信がない方 の参考になると思います。 要点:周波数応答とは 周波数応答...
自動制御

ラウス・フルビッツの安定判別法によるフィードバック制御系の安定判別手法

この記事では、ラウス・フルビッツの安定判別法により、フィードバック制御系が安定であるか、不安定であるかを判別する方法について解説します。 要点:ラウス・フルビッツの安定判別法 特性方程式 $$a_0s^n+a_1s^{n-1}+・・・+a_...
電気・電子回路

電圧源と電流源の回路計算における基本ルール

この記事では、電圧源と電流源において、回路計算で必要になる基本ルールについて解説します。 あまりにも基本的な(常識的な)内容であり、回路計算においてあまり意識しないことが多いと思いますが、一度正確に理解しておきましょう。 特に、大学で電気工...
電気・電子回路

【例題あり】重ね合わせの理による電気回路の計算方法

この記事では、重ね合わせの理を用いた電気回路の計算について解説します。 重ね合わせの理は、普段の電気回路の計算でも頻繁に使用するほか、テブナンの定理を導出する際にも必要です。 電気回路の基本となる部分なので、確実にマスターしてください。 重...
電験2種 過去問解説

【H29 電験2種 二次 機械・制御】三相円筒形同期発電機の電圧変動率と出力電流及び出力の計算問題

平成29年度 電験2種 二次試験 機械・制御 問1 三相円筒形同期発電機の電圧変動率、出力電流及び出力に関して、次の問に答えよ。ただし、電機子抵抗による電圧降下及び磁気飽和は無視するものとする。また、単位法は自己定格容量(定格皮相電力$\l...
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電験1種・電験2種の参考書の紹介(電験1種 一発合格者が書いてます!)

筆者の電験1種 一発合格の経験を生かし執筆した、電験1種、電験2種の参考書を紹介します。 合格率が数%の超難関資格となるので、参考書を活用し、確実に合格を狙いに行きましょう。 電験2種の過去問解説 電験2種 二次試験の過去問解説を執筆してい...
電験3種 過去問解説

令和4年度 下期 電験3種 機械 問17の過去問解説

令和4年度 下期 電験3種 機械 問17 どの方向にも光度が等しい均等放射の点光源がある。この点光源の全光束は$3 000\mathrm{lm}$である。この点光源を図のように配置した。水平面から点光源までの高さは$2\mathrm{m}$...
電験3種 過去問解説

令和4年度 下期 電験3種 機械 問16の過去問解説

令和4年度 下期 電験3種 機械 問16 図1は、IGBTを用いた単相ブリッジ接続の電圧形インバータを示す。直流電圧E_dは、一定値と見なせる。出力端子には、インダクタンスLで抵抗値Rの誘導性負荷が接続されている。この電圧形インバータの出力...
電験3種 過去問解説

令和4年度 下期 電験3種 機械 問15の過去問解説

図は、抵抗、インダクタンス、キャパシタンスで構成されたRLC回路である。次の(a)及び(b)の問に答えよ。 (a) 図において、入力電圧$\dot{V_i}$に対する出力電圧$\dot{V_o}$の伝達関数$G\left(j\omega\r...
電験3種 過去問解説

令和4年度 下期 電験3種 機械 問14の過去問解説

令和4年度 下期 電験3種 機械 問14 次の文章は、メカトロニクスの概要と構成要素に関する記述である。 メカトロニクスは(ア)技術、(イ)技術、情報技術を統合した技術である。これにより、メカニズム(機構)によってつくられた従来の(ア)に、...
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令和6年度版 電験2種 二次試験 過去問解説を発売しました

令和6年度 電験2種 二次試験の過去問解説を発売しました。 下記の通り、「電力・管理」と「機械・制御」の過去問解説に対応します。 【ここが違う!】ブリュの公式ブログ 電験2種 二次 過去問解説の工夫点 電験2種 二次試験の過去問解説は数多く...
電験2種 過去問解説

【H29 電験2種 二次 電力・管理 問6】特別高圧変電所における保全業務の論説問題

平成29年度 電験2種 二次試験 電力・管理 問6 特別高圧の変電所の保全業務における定期点検と、特別高圧の変電所構成機器の一つであるGIS(ガス絶縁開閉装置)設備診断に関して、それぞれ以下の問に答えよ。 (1)変電所機器・装置の定期点検は...
電験2種 過去問解説

【H29 電験2種 二次 電力・管理 問5】高圧配電系統が非接地方式である理由と配電ケーブルが採用されることによる配電系統に生じる問題の論説問題

平成29年度 電験2種 二次試験 電力・管理 問5 我が国の高圧配電系統に関して、次の問に答えよ。 (1)現在、我が国の大部分の配電系統は6.6kV三相3線式中性点非接地方式となっているが、我が国が従来から非接地方式を主体に発展してきた理由...
電験2種 過去問解説

【H29 電験2種 二次 電力・管理 問4】配電線に流れるループ電流の計算問題

平成29年度 電験2種 二次試験 電力・管理 問4 図に示すように変電所の同一のバンクからA配電線とB配電線の2回線が引き出されており、負荷はそれぞれの配電系統の末端に集中して接続されているものとする。配電線路運用における区間切り換えのため...
電験3種 過去問解説

電験3種 令和5年度 下期試験の合格者数と過去問の使いまわし状況について

2024年3月24日、令和5年度 下期 電験3種の筆記試験が行われました。 受験されたみなさま、お疲れさまでした。 電験3種は、令和4年度から年2回(上期・下期)の実施となり、さらにコンピュータで受験するCBT方式も採用され、試験を取り巻く...
電気・電子回路

【例題あり】テブナンの定理の導出と使い方

この記事では、テブナンの定理の導出と使い方について解説します。 テブナンの定理の導出には、重ね合わせの理を用います。 重ね合わせの理については、以下の記事をご覧ください。 →重ね合わせの理の解説記事 テブナンの定理とは テブナンの定理とは、...
電験3種 過去問解説

令和4年度 下期 電験3種 機械 問13の過去問解説

令和4年度 下期 電験3種 機械 問13 次の文章は、電気通信に関する記述である。 電気通信において、信号に変換された情報を伝える媒体を伝送路と呼ぶ。伝送路などから混入し、送りたい信号を変化させてしまうことがある不要な成分を(ア)という。 ...
電験3種 過去問解説

令和4年度 下期 電験3種 機械 問12の過去問解説

令和4年度 下期 電験3種 機械 問12 電気加熱に関する記述として、誤っているものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。 (1) 抵抗加熱は、電流によるジュール熱を利用して加熱するものである。 (2) アーク加熱は、アーク放電によって生...
電験3種 過去問解説

令和4年度 下期 電験3種 機械 問11の過去問解説

令和4年度 下期 電験3種 機械 問11 電動機で駆動するポンプを用いて、毎時$80\mathrm{m^3}$の水をパイプへ通して揚程$40\mathrm{m}$の高さに持ち上げる。ポンプの効率は$72\ %$、電動機の効率は$93\ %$...
電験3種 過去問解説

令和4年度 電験3種 機械 問10の過去問解説

図に示す出力電圧波形$v_R$を得ることができる電力変換回路として、正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。ただし、回路中の交流電源は正弦波交流電圧源とする。 (1) (2) (3) (4) (5) 解答・解説 正解(3) (1)...
電験3種 過去問解説

令和4年度 下期 電験3種 機械 問9の過去問解説

令和4年度 下期 電験3種 機械 問9 変圧器に関する記述として、誤っているものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。 (1) 無負荷の変圧器の一次巻線に正弦波交流電圧を加えると、鉄心には磁気飽和現象やヒステリシス現象が生じるので電流は非...